ウミガメを見たという経験というより、あらためて、自分の心に出会えました。
ひとつ、耐えるという勇気を、この番組を通じて学んだような気がします。
子ガメのふ化のシーンの撮影で、小さな力で一生懸命に海にむかっていこうとする姿に、つい手を差し伸べてしまいそうになるというか、どうか私の目の前にいる子ガメ達だけは無事でいてほしいと思ってしまうんですが、それって、(多くの子ガメ達が途中で)死んでいく、そういう悲しい出来事をみたくないと思う、弱い自分にも気がついて。自分の心と向き合って、手を差し伸べないで、じっと海にむかう姿を見送るというのが、すごく長く感じましたし、苦しかった時間でした。
そのことも含めて、撮影の経験をもとに、今回のテーマ曲「遠い海へ旅に出た私の友達」を作ることができました。この番組を通じていなければ、この曲は生まれなかったろうなと、あらためて思います。心に触れられるような番組です。みなさんに届いてくれたらいいなと思っています。




最初は、どんな種類のウミガメがいるのかも、全然知らない状態でした。けれども、メキシコに行かせてもらって、ウミガメがすごい旅をしていることとか、楽しみながら、いろいろ学ばせてもらいました。(水族館でウミガメに触れてみて)甲羅は固かったんですけど、まわりの皮膚は思っていたよりやわらかくて、感触はすごくよかったです。でも、やっぱり、最初はちょっと怖かったですね。「噛むから気をつけて」みたいなことを言われていて、噛まれたらどうしようと、腰が引けていたと思います。でも、カメってすごく顔がかわいくて、最後の方は、そんなこと忘れて、どんどん近づいていけたと思います。
メキシコでは、ウミガメの墓場も見せてもらったんですけど、やっぱり、人と動物は、地球を分け合って一緒に暮らしていかなくちゃいけないんじゃないかな、と感じました。みなさんにも感じていただけたらいいなと思います。

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