MBCトップ > 鹿児島イベントカレンダー > 黎明館企画特別展 鹿児島の城館

今年3月に竣工し、4月に完成式が行われた御楼門が建つ、鹿児島県歴史・美術センター黎明館の敷地は、鹿児島県指定史跡「鶴丸城跡」を含む、鹿児島城跡に立地しています。

鹿児島城跡にお越しになり、黎明館に来館される方からは、「天守はどこか?」とのお尋ねがあります。

江戸時代、外様第2の石高を有する雄藩である島津家の本拠である鹿児島城に、天守が無い理由として、

この企画特別展「鹿児島の城館」では、古代・中世を振り返って鹿児島城に天守が無い別の理由を考えるとともに、江戸時代の鹿児島城の様子や、御楼門建設の様子を紹介します。

その門をくぐると鹿児島の城の歴史が見えてくる。

と き 2020年9月30日(水)〜11月3日(火)
ところ 鹿児島県歴史・美術センター黎明館
(2階第2特別展示室)
開館時間 9:00〜18:00
(入館は17:30まで)(初日は10:00開館)
休館日 10/5(月)・12(月)・19(月)・26(月)・11/2(月)
観覧料 一般 800円(600円) 
高校・大学生 500円(350円) 
中学生以下・障害者(要障害者手帳提示) 無料
※( )内は団体20名以上,前売券料金
※県内の高校・特別支援学校の高等部の生徒と,その引率者については,教育課程に基づく学習活動として入館する場合は,観覧料は免除になります。(事前の申請が必要です)
※障害者の方は手帳の提示で観覧料が免除になります。(介護者1名免除)
※前売券は8月30日から黎明館総合案内、山形屋プレイガイド、生協コープかごしま各店サービスカウンター、アミュプラザ鹿児島・マルヤガーデンズの各インフォメーション、鹿児島県職員生協窓口、ファミリーマート(イープラス)にて販売

第1章

先史・古代の城郭

後世の交通の要衝に立地する先史・古代の城郭等

 先史・古代以来、交通の要衝には、大溝で囲まれた集落や古代山城など人々の拠点が築かれていました。

 大宰府近郊の宝満山や古代山城である鞠智城跡(熊本県)で出土した古代仏像に類似する金銅菩薩立像が日置市に伝来しています。

 古代の南九州に中央国家の関連施設が存在したかもしれません。

第2章

南九州の中世城館

交通の要衝に立地する中世平地居館・守護所

 鎌倉・室町幕府の守護の多くは中央から派遣されて地方国府近くの平野部に統治拠点である守護所を構え、守護の館を方形の平地居館として築きました。各地の守護館では島津氏も関わった貿易によってもたらされた希少品が使われていました。

 島津氏の守護所・守護館は、鎌倉時代末〜南北朝時代に薩摩国府の川内川対岸の碇山城、大隅進出の拠点として鹿児島市に移ると南北朝時代の東福寺城、室町時代の清水城、戦国時代の内城と、交通の要地に方形区画の平地居館を構えました。

 一方で、鉄砲による戦術の変化を経た織豊政権の城郭は天守・高石垣などを持つ近世城郭へと変化していきました。

第3章

鹿児島(鶴丸)城

南九州の交通の要衝、経済の中心に立地する鹿児島城

 関ヶ原の役の敗戦の翌年慶長6(1601)年頃から、初代藩主となる島津忠恒(家久)が鹿児島城の築城に着手します。

 鹿児島城は、中世の上山城跡周辺を本丸として、山麓(城山の麓)に方形区画の居所を設けました。後には、この居所が本丸扱いされ、天守を持たないものの、巨大な御楼門が造られました。

 近年の発掘調査では、黎明館敷地と県立図書館敷地の間の濠の痕跡や、能舞台などが検出されています。

 残された歴史・考古資料からは、御楼門や登城に関する規則や、城中での生活の様子を垣間見ることができます。

第4章

鹿児島城のその後

鹿児島城が機能した時代の建物として143年ぶり、門自体として147年ぶりに再建された御楼門

 熊本鎮台分営として存続した鹿児島城は、明治5(1872)年の西国行幸の機会に古写真や絵画資料が残されました。同6年の本丸焼失、同10年の西南戦争による二ノ丸以下の焼失によって鹿児島城が機能した時代の建物は全て失われました。西南戦争後、現在の黎明館・県立図書館敷地には人材育成のために学校施設が継続的に営まれてきました。

 鹿児島大学医学部移転後の黎明館・県立図書館建設や御楼門建設の際には発掘調査を行うとともに、石垣や御楼門の礎石部分などの文化財の保全に留意しました。礎石や古写真の解析によって考証された御楼門が、それ自体としては147年ぶり、鹿児島城が機能した時代の建物としては143年ぶりに再建され、令和2年春、完成しました。

黎明館

アクセス

【交通】
▽飛行機
鹿児島空港より鹿児島市内行き空港バス「金生町」下車徒歩10分
▽JR
「鹿児島中央駅」より市電・バスを利用
「鹿児島駅」より徒歩15分
▽市電・バス
「市役所前」下車徒歩7分
▽市内巡回観光バス
「薩摩義士碑前」下車すぐ

【駐車場】
照国神社鳥居を右折し直進<普通車125台、バス20台>

入館の際は、手指の消毒・マスク着用をお願いいたします。新型コロナウイルスの感染拡大状況により、変更になる場合がございます。

主催:黎明館企画特別展「鹿児島の城館」(鹿児島県歴史・美術センター黎明館、南日本新聞社、MBC南日本放送)
後援:鹿児島県教育委員会、鹿児島市教育委員会、NHK鹿児島放送局、KKB鹿児島放送

【お問い合わせ】 
鹿児島県歴史・美術センター黎明館 
TEL 099-222-5100 
〒892-0853 鹿児島市城山町7番2号
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