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南日本放送 番組審議会

南日本放送番組審議会 概要

2022年度 第2回 南日本放送番組審議会

1.開催日時:2022年5月18日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者

委員の総数 10名
出席委員数  9名
欠席委員数  1名
社側出席数  7名

4.議  題

(1)業務報告

(2)番組審議 テレビ番組 どーんと鹿児島『 旅立ちの春~鹿児島空港2022~ 』
(4月27日(水)午後8:00~8:54放送)

内 容

南九州の空の玄関口、鹿児島空港。1972年に鹿児島市鴨池から移転し、4月で50年の節目を迎えました。鹿児島県は18才人口転出数が、全国でもトップクラス。 毎年春、鹿児島空港から多くの若者が、それぞれの人生のスタートラインに立ちます。
コロナ禍で迎える3回目の春に、就職や進学、転勤などで、新たな舞台に飛び立つ人、見送る方々との別れ、旅立ちを支える空港スタッフ・・。
様々な人生が交差した春の鹿児島空港の模様をドキュメントでお送りしました。
『どーんと鹿児島』は、この回から、民放公式テレビポータル「TVer」でも配信がスタート、放送日の翌日から県外の方々なども見られるようになりました。

主な意見は以下のとおり
  • ほのぼのさが溢れた番組。デジタルの時代だが、手紙のやり取りや、家族や恋人に会っての別れなどアナログ感もあり、温かさを感じた。
  • 就職などで、多くの若者が鹿児島から出ていく様子を見ると、改めて考えさせられるものがあった。
  • 空港24時間の人間模様を描いたドキュメンタリーだった。鹿児島空港からの出発は一日何便なのか、何人出ていくのかなどのデータがあれば、もっと鹿児島から出ていく若者の多さを感じられたのでは。
  • 旅立ちの不安や別れの涙は分かるが、情緒に流され過ぎないように、ナレーションも減らして、映像だけで淡々と描いた方が良いのでは。押し付けられるような感じは好きではない。
  • 若い頃の自分の旅立ちや別れを思い出す番組だった。昔の鴨池空港の映像も懐かしかった。鹿児島空港の昔の風景や旅立ちの様子の映像も見たかった。
  • 昔の旅立ちは、汽車や船だった。それと比べると今の空港の別れは明るい気がした。昔、都会に出る若者は方言を気にしたものだが、今はそうでもないからなのか。
  • 3月に閉校したさつま町の流水小学校の先生が新任地に旅立つ様子があったが、久し振りに流水小学校の話題を見て感慨深かった。
  • 春の旅立ちと別れの話題は新しくはないが、汽車や船でなく、空港での別れにスポットを当てた点で、新しさがあった。鹿児島空港だけでなく、沖永良部空港も取り上げられており、鹿児島県ならではの話題が盛り込まれていて良かった。
  • 若者の旅立ちを応援する鹿児島空港のスタッフの取り組みや気配りも、もっと見たかった。
  • 取材対象に、如何に丁寧に向かい会うかがドキュメンタリーの肝。たった5日間の取材で、取数多くの旅立ちや別れのドラマを見つけ出していた。取材スタッフの努力に敬意を表したい。
  • 昔の鴨池空港の様子など、アーカイブ映像も番組のスパイスになっていた。全日空の会長のコメントやスカイマーク航空からのメッセージなどもあり、番組自体が応援メッセージになっていると感じた。
  • 父子家庭の旅立ちや彼女らしき女性との別れなど、良いシーンが随所に散りばめられていた。沢山のエピソードをよく集めたなと感心した。
  • センチメンタルなBGMを入れていたが、もっとニュートラルな表現にして、別れや涙を強要するような演出はやらない方が良いのでは。
  • 50周年を迎えた鹿児島空港だけでなく、沖永良部空港や航空関係の仕事を目指す高校生のことなど、話題を盛り込み過ぎた。鹿児島空港でのドラマだけに絞った方がよかったのでは。
  • 感動して数回涙が出た。BGMも違和感が無くグッときた。素晴らしい内容だ。
  • 出発だけでなく、到着する方々も見たかった。希望の旅立ちだけでなく、笑顔の再開などもあってよいのでは。
  • 日本一、旅立ちの多い空港ということであったが、こんなに多くの若者が県外に出ていくことに危機感もある。活躍して欲しいと願う気持ちがある一方で、もう少し鹿児島に残って欲しいということもしみじみと感じた。

以上