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南日本放送 番組審議会

南日本放送番組審議会 概要

2022年度 第5回 南日本放送番組審議会

1.開催日時:2022年9月28日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者

委員の総数 10名
出席委員数  9名
欠席委員数  1名
社側出席数  6名

4.議  題

(1)業務報告

(2)番組審議

①諮問 「南日本放送 放送基準」の一部改正について

内 容

「日本民間放送連盟 放送基準」の改正(2023年4月1日施行)に伴い、それを準用している「南日本放送 放送基準」も一部改正することについて番組審議会に諮問し、「諮問事項の内容は妥当である」との答申を得た。

②番組審議
テレビ番組 新 窓をあけて九州『こども記者が行く!名山新聞』(9月11日(日)午前10:00~10:15放送)

内 容

鹿児島市名山町には、長屋や飲食店が軒を連ねる古き良きレトロな街並みが今も残る。
そして、この町の人や歴史、お店などを紹介しているのが「名山新聞」。
編集長は就職を機に名山町に住み始めた元新聞記者の門間ゆきのさん。名山町の魅力を「もっと発信したい」という思いから2020年9月に創刊。毎月1回、200部を無料で発行している。
記者は、名山町に住む小学生を中心とした「こども記者」。新聞づくりに、毎回10人ほどが参加する。取材先では少し恥ずかしそうにしながらも質問し、記事を書く。紙面には、子供ならではの目線で書かれた手書きの記事やイラストが並ぶ。
今回、「名山新聞 第22号~名山でおしゃれを♪美容室特集」の制作に密着取材。
「記事のその先、人の行動にまでつながっていってほしい」と語る門間さんと、町を知ることの楽しさを知った「こども記者」たちの活動を紹介しました。

主な意見は以下のとおり
  • 子供達が楽しみながら、新聞を作っていく過程がコンパクトにまとまっていた。新聞も手書きでイラストも書いてあり良いと思った。
  • どんな子供達が、どのように応募して記者になったのか分からなかった。また、新聞を作る費用はどうしているのかも気になった。
  • 他人のことや地域のことをあまり考えない風潮の中で、上級生も下級生も一緒になって、町を取材して、自分達が住む町を五感で感じている様子が、見ていて楽しかった。
  • 名山町は夜の居酒屋街のイメージがあったが、昼もレトロで素敵な町であることを教えてもらった。子供達が作る新聞を、町を上げて応援している様子に感銘を受けた。門間さんの力が大きいので、継続性が失われていないのだと思った。
  • 町を上から撮影した屋根の風景に、住民が増えたのだなと感じた。名山町は親しみやすい町だが、「こども記者」が、大人とは違う視点で取材して、町の記憶を記録している。子供達が誇りに思える町になっていければいいと思った。
  • 門間さんが町にすって入り込んで、地域愛を持ってくれていた。「名山新聞」は子供達も地域も楽しんで続けている。この活動は、貴重な地域づくりの手立てでは。
  • 子供達の考える力やコミュニケーション力を育む、教育的にも意義のある取り組み。子供が作った新聞を住民がじっくり読むことで、地域の潤滑油にもなっている。温もりのある紙面で、手書きの持つ力を改めて感じた。
  • 子供達は主体的に参加しているのか、どういう理由で参加したのか、活動の予算はどうしているのかが知りたかった。
  • 門間さんは名山町が大好きで、町を全て把握している地域愛が凄い。県外から鹿児島に来て、住む町を愛してくれる宝のような存在だ。子供達が自分で書いたものが新聞として発行され、それが楽しみにされている様子が、番組に良く表れていた。
  • 子供達も町の方々も、皆幸せになる素晴らしい取り組みだ。町内方の方々は、どのような問題意識があり、この取り組みを応援しているのか。その説明があっても面白いのでは。
  • 昭和のレトロ感が残る町の雰囲気が良く伝わった。町の記憶が、子供たちによって手書きで引き出され、記録され、残されている。ほのぼのとして心に残る番組だった。

以上