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日置5人殺害事件初公判 被告は起訴内容を一部否認[11/18 19:26]

鹿児島県日置市の住宅でおととし、親族ら男女5人を殺害したとして殺人の罪などで起訴された男の裁判員裁判が18日、鹿児島地裁で開かれました。初公判で男は起訴内容を一部否認しました。

岩倉知広被告は18日、上下黒い服装に、長い髪を束ねた姿で法廷に現れました。事件はおととし3月から4月にかけて、岩倉被告が近くに住む祖母の岩倉久子さん(当時89)の住宅で、久子さんと父親・正知さんの首を絞めて殺害し、安否確認に訪れた親族ら男女3人を相次いで殺害したとされるものです。

18日、鹿児島地裁で開かれた初公判の罪状認否で、岩倉被告は父・正知さん殺害について「殺意はなかった」と述べ、正知さんが包丁を持ち出したことに対する正当防衛だったと主張。祖母・久子さんについても殺意を否定し、「殴った後に亡くなった」として、傷害致死にあたると主張しました。残りの親族ら3人の殺害については殺意について「間違いありません」と述べました。

その後の冒頭陳述で、検察は祖母と父親の殺害について「明確な殺意があった」と指摘。弁護側が「被告には精神疾患がある」として減刑を求める方針に対し、「症状は軽度で犯行に与えた影響も小さい」として被告に完全な責任能力があったと主張しました。

初公判は午後5時前まで開かれる予定です。裁判は今日も含め9日間で、判決は来月11日言い渡される予定です。


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