鹿児島県さつま町の養鶏場で死んでいたニワトリの簡易検査で、鳥インフルエンザの陽性反応が出て、県は遺伝子検査を進めています。確定した場合は県内の養鶏場では2011年1月以来10年ぶりの検出となります。
(塩田知事)「本日、さつま町の農場で高病原性鳥インフルエンザウイルスの簡易検査による陽性が確認された」
午後5時過ぎから開かれた県の対策本部会議で報告された、簡易検査での陽性反応。さつま町湯田の養鶏場で死んでいるニワトリから陽性反応が出たもので、県は日置市にある鹿児島中央家畜保健衛生所で遺伝子検査を行っています。
毒性の強い高病原性と確認された場合は、鹿児島県内の養鶏場では2011年1月の出水市以来、10年ぶり、2例目となり、この養鶏場で飼育されているおよそ3万2600羽は全て処分されることになります。
また、半径3キロ以内が移動制限、半径10キロから3キロが搬出制限区域となり、41の農場の195万4900羽が制限の対象となります。
(塩田知事)「他の養鶏場への拡大を阻止しないといけない。県職員や関係者一丸となって万全を期す」
遺伝子検査の結果が判明するのは、13日午前2時の見通しです。