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馬毛島・環境影響評価 関係自治体などで方法書縦覧始まる[02/19 19:24]

鹿児島県西之表市・馬毛島への基地整備計画について、防衛省は18日、環境への影響を調べるための手続きに入りました。19日から、関係自治体などで調査の項目などを示した方法書の縦覧が始まっています。

国は馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練=FCLPを移転させる計画です。自衛隊基地整備など規模の大きな工事を行う場合、自然環境に及ぼす影響を事前に調査することが法律で定められていて、18日、環境影響評価の方法を記した書類が防衛省から県内の関係自治体に届きました。その方法書の縦覧が、19日から県庁や関係自治体の役場などで始まり、西之表市役所でも住民が訪れて内容を確認していました。

方法書には、基地の概要のほか、騒音や生態系などへの影響を調査する項目や手法が示されています。閲覧した住民からは賛否の声が聞かれました。

(馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会 清水捷治幹事)「環境影響評価そのものの調査をするなという立場で、防衛省に抗議している。我々の前提としては、(基地建設は)ダメということを前提に、内容を少し分析する」

(馬毛島の自衛隊・FCLP訓練を支援する市民の会 杉為昭事務局長)「きょうこうして(方法書が)出てきたことは、市民の会として安堵・安心している。着実に現実的も前に進んでいるから(市長には)真摯に向き合っていただいて、考えを変えていただきたい」

また、整備反対を訴える西之表市の八板市長は「環境影響評価着手は遺憾」と反発しました。

(西之表市 八板俊輔市長)「施設整備につながる環境影響評価は、開始すべきではないと考えている。このままでは、地元との溝が深まるばかり。西之表市長として、たいへん遺憾に感じている」

一方、塩田知事は昨夜、環境影響評価は基地建設の賛否とは別として、住民に説明するために必要という考えを示しました。

(塩田知事)「基地の施設についての賛否ということではなくて、環境の影響がどういうことになるかということを調査するものだから、環境影響評価については、どういう方法で行うのかといったことについても、住民の皆さんにも、防衛省からしっかり説明していただきたい」

また、岸防衛大臣は19日、環境影響評価の進展に合わせて地元への説明を行うとしました。

(岸信夫防衛相)「作業の進捗に応じて説明を積み重ねて、地元の皆様のご理解が広がっていくように、最大限の努力をしてまいりたい」

縦覧期間は19日から来月18日までで、九州防衛局のホームページでも閲覧することができます。また防衛省は4月1日まで、意見書の提出を受け付けています。
縦覧後、防衛省は、住民から寄せられた意見を知事や市長・町長に提出します。その後、調査などを経て、環境影響評価書がまとまるまでは数年かかるものとみられます。


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