奄美大島の宇検村でアフリカ原産のニシキヘビの一種、ボールパイソンが見つかりました。ペットが逃げ出した可能性があるとみて、環境省が保護しています。
こちらが、宇検村で今月5日見つかったアフリカ原産のニシキヘビ科のボールパイソンです。体長はおよそ110センチです。おとなしい性格で毒はなく、飼育許可の必要もないため、ペットとして飼われることも多いといいます。
発見した直満也さんです。今月5日の早朝、新聞配達中に配達先の玄関横で発見しました。
(直さん)「ん?と思ってバイクの光を当てたらヘビだった。ハブなんだか何だか分からなくて」
警察が調べたところ、ハブではなく、ニシキヘビの一種、ボールパイソンとわかりました。
(直さん)「これペットで飼っている人がいるんだなと。出所がどこなのかと思いました。なんでここにいるのという感じ」
警察から相談を受けた環境省・奄美野生生物保護センターの職員が現在、保護しています。
(奄美野生生物保護センター 釣谷洋輔・希少種保全専門官)「この1個体だけだったら生態系にそんな影響は与えないかもしれないが、こういうことが続いたら島の生態系も変わってしまう」
奄美野生生物保護センターでは、ペットとして飼われていたものが逃げ出した可能性があるとして、飼い主に名乗り出てほしい呼びかけています。
(奄美野生生物保護センター 釣谷洋輔・希少種保全専門官)「もとの持ち主のもとでちゃんと飼育してもらうのが一番なので、特に違法なことはないので、心配せずに名乗りでてもらえば」
奄美野生生物保護センターの連絡先は、電話0997−55−8620です。
▼【画像で見る】奄美大島で見つかったアフリカ原産のヘビ・ボールパイソンはこちら