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熊本地震から3年 専門家 今後を指摘[04/15 19:28]

熊本地震から3年がたちましたが、専門家は、熊本地震の活断層で今後、鹿児島県内に大きな被害を及ぼす地震が起こるおそれを指摘します。

地震地質学が専門の鹿児島大学の井村隆介准教授は、昨年度末まで研究チームの一員として、熊本地震の活断層の調査を行ってきました。熊本地震は、布田川断層と日奈久断層が動き発生したとみられていますが、日奈久断層では熊本地震で動いた部分は一部に過ぎなかったと話します。

「日奈久断層、これだけの長さがあるんですけれども、今回動いたのは、このくらい。割れ残しというか、まだ動いていない部分がもし動くと、長さを考えるとマグニチュード8クラスの地震を起こしてもおかしくないということになりますので。これから将来のある時期には、ここを大きく動かす断層の地震があることは間違いないと思っています」

また、日奈久断層帯の南側は鹿児島側に伸びていて、ここで地震が起きた場合は鹿児島県内にも被害が出るおそれがあります。

「鹿児島県の北部の八代海沿岸では、大きな被害が出る可能性があると思います。まず緊急地震速報が全く間に合わなくて、いきなりゆれ始めて、あとから緊急地震速報が鳴るという形になるかと思います。そのあと、津波がすぐにやってくるということになりますから、遠くの高台に避難するのではなくて、その場で高いところに移動しないと、命を守ることはなかなか難しいかもしれません。」

一方で、活断層上でなくても、内陸を震源とした「直下型地震」はどこでも起こりうるとして、地震に対する意識を高めることの大切さを訴えます。

「内陸直下型の地震というのは、規模が小さくても、直上は大きな揺れ、場合によっては震度7になる可能性があるというようなことがありますので、本当に強い揺れにいきなり襲われたら、身を守る体勢を早くとることが大事。それ以外の守る方法はない。」

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