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夏の人気者カブトムシ 採取&飼育のコツは?[08/13 19:37]

夏休みに人気の昆虫、カブトムシ。しかし、カブトムシはどうやって捕ればいいのか、そして捕った後はどう飼育するのか。頭を悩ましている方も多いのではないでしょうか?そのコツなどを取材しました。

「昆虫の王様」ともいわれるカブトムシ。世界中のカブトムシと触れ合えるこちらのイベントの会場は、多くの家族連れでにぎわっていました。
(来場した父親)「(カブトムシを)捕ってましたね。こういう環境はないので。カブトムシが捕れる場所は限られきているし。そういった場所はぜいたくになっているのかなと思う」

今では「ぜいたく」になってしまったというカブトムシが住む環境を探そうと訪れたのは、鹿児島市の錦江湾公園。カブトムシ捕りが趣味の作業療法士・樋高凌さんと米重樹さんとともに園内を巡りました。

子どものころからカブトムシが大好きだという樋高さんの考える虫捕りのコツは、「カブトムシの気持ち」になって考えること。園内を歩くこと3時間。気合い十分で臨んだものの、この日、カブトムシは1匹も見つかりませんでした。

(樋高凌さん)「空振りがあっても次に捕れたときの喜びが大きくなるんで。童心に返りたいというのがあって」

それでは、どのような場所がカブトムシを捕まえやすいのか?県立博物館で聞きました。

(県立博物館・中峯敦子学芸員)「樹液の出ている木がやはり、たくさんあるような環境が必要だということ。えさがあるということと。あとは湿度。林の中の湿度が高いほうが活動が活発になる傾向がある」

カブトムシが集まりやすい樹液が出ている広葉樹は、クヌギ、シイ、ナラなどで、雨の日は樹液が流されてしまうので避けたほうがいいそうです。ただ、樹液にはスズメバチなど危険な生物も集まりやすいので注意が必要です。一方、昆虫探しに適している場所は、より身近にあるかもしれないとも言います。

(県立博物館・中峯敦子学芸員)「外灯に集まる習性があるので、そういった外灯を探してみてはどうですかと勧めている。だいたい時間は8時から10時ぐらいの間。あまり遅くならなくても外灯に集まっている姿が見られると思う」

外灯は、林などに近くて周りに明るいものが少ない場所のもので、LEDよりも白熱灯の方が昆虫が集まりやすいといいます。そして、捕ったカブトムシはどう飼育すればいいのか?3年前から飼育をしている平川動物公園で聞きました。

(平川動物公園 落合祐子学芸員)「土の中で卵を産むので毎朝、卵を探して卵だけ別の容器に移している。移した卵から幼虫にどんどんなっている」

飼育ケースに1〜2組の成虫のオスとメスのペアを入れ、産卵をしたら、ざるやかごを使って卵を取り出します。そして、幼虫になったらできるだけ触らないように注意しながら広い場所に移し、ふんが増えないようこまめに腐葉土を替えて適度に湿らせることが大切です。

(落合祐子学芸員)「幼虫は腐葉土という土をもりもり食べていくので、今このぐらい入っているけれどほんの数日で減っていく。きょうも土を2センチぐらい足した」

そして、大きく育てるために役立つのが、「衣装ケース」だといいます。
(落合祐子学芸員)「できるだけ、広いスペースで飼育してあげたほうがいい。とにかく、土がえさになるので、えさをたくさん食べるのと環境として広い環境があるほうが大きく成長しやすい」

成虫が死ぬと飼育を断念してしまう人も多いものの、カブトムシがおよそ1年生きるうちで成虫として過ごすのは1〜2か月に過ぎません。卵からかえって幼虫、さなぎ、成虫となり、そして再び卵を産むライフサイクルを通して飼育を楽しんでほしいといいます。

(落合祐子学芸員)「すぐ死んじゃったっていう声も聞くけれど、皆さんの飼育の仕方が間違っていたとかカブトムシが弱かったというわけではなく、ちゃんとカブトムシが卵を産む、メスと交尾をして次の世代を残して寿命を全うしていったんだとみてもらえるとうれしい」

子どもから大人まで幅広い世代で楽しめるというカブトムシの飼育。今年の夏から挑戦してみてはいかがでしょうか?

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