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西郷が縁 鹿児島市・鶴岡市が兄弟都市50年[11/07 19:33]

鹿児島市と山形県鶴岡市が兄弟都市となってから、7日で50年です。両市の交流のきっかけとなった西郷隆盛にちなんだ石碑が鹿児島市に建てられ、7日に除幕式が行われました。

石碑は兄弟都市盟約50年を記念して、鹿児島中央ロータリークラブが鹿児島市武の西郷公園に建てたものです。7日は除幕式が開かれ、鹿児島市と鶴岡市の関係者が完成を祝いました。

両市の縁は、およそ150年前の戊辰戦争にさかのぼります。1868年の戊辰戦争では、薩摩・長州などからなる新政府軍と、庄内、会津、東北諸藩の奥羽越列藩同盟が戦い、諸藩が降伏する中、今の鶴岡市がある庄内藩は最後まで新政府軍に抵抗を続けました。

庄内藩は降伏後に厳しい処分が予想されましたが、西郷隆盛が寛大な対応を取ったことで交流が生まれ、家老の菅実秀は西郷と「徳の交わり」を結びました。菅は、西郷の死後、その言葉や教えを「南洲翁遺訓」としてまとめています。

その「徳の交わり」が縁で、両市は1969年11月7日に兄弟都市の盟約を結んだのです。以来50年、子どもたちや企業、団体が互いに訪問し合ったり、おはら祭で鶴岡市をPRする路面電車が登場したりと交流を深め、今回も50年の節目に合わせて鶴岡市の皆川治市長ら訪問団が鹿児島を訪れています。

その交流を記念して建てられた石碑は、交流のきっかけとなった西郷にちなんだものとなりました。
石碑に刻まれた漢詩は、1873年(明治6年)に東京から鹿児島に戻った西郷が菅実秀に贈ったもので、煩わしい都会から離れて自然に親しみながら我が家で暮らす心境が詠まれています。

鹿児島市と鶴岡市では、今後、更なる交流の拡大を目指していきたいとしています。

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