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馬毛島で想定 FCLP訓練とは?[12/02 19:40]

馬毛島で想定されている訓練FCLPはどのようなものなのか、まとめました。

空母艦載機の陸上離着陸訓練。陸上を意味するField、空母を意味するCarrier、着陸訓練を意味するLandingPracticeの頭文字を取って、FCLPと呼ばれます。

陸上の滑走路を空母の甲板に見立て、戦闘機などの空母艦載機が着陸と同時にエンジン全開で離陸する、いわゆる「タッチアンドゴー」を繰り返す訓練です。
神奈川の横須賀を拠点とするアメリカ軍の空母は、戦闘機やヘリなど航空団およそ70機を運用していて、そのパイロットの技量を維持するために必要とされるのがFCLPです。

当初、神奈川の厚木基地で行われていましたが、騒音被害が深刻となり、現在、およそ1200キロ離れた小笠原諸島の硫黄島がFCLPの訓練地となっています。しかし去年、空母航空団の拠点は厚木から山口の岩国基地に移転し、岩国から硫黄島までの距離は1400キロとさらに離れることとなりました。

パイロットの安全確保などのため、アメリカ側はより近い訓練場所を求めていて、訓練候補地として注目を集めたのが、岩国からおよそ400キロの距離にある馬毛島でした。

日米両政府は2011年の共同文書で馬毛島を訓練候補地と明記し、日本政府は島の大部分を所有する会社と交渉を進めてきました。
菅官房長官は2日の会見で、交渉が合意したことを正式に発表し、訓練に必要な施設の整備への意欲を示しました。

2011年に防衛省が示した想定では、馬毛島での訓練回数は年間おおむね2回から3回で、1回あたり10日程度としています。1機あたり6回から10回、30分から1時間かけてタッチアンドゴーを繰り返し、期間中は、合わせて数千回の離着陸が行われることになります。時間は日中から深夜に及ぶとしています。


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