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南日本放送 番組審議会

南日本放送番組審議会 概要

平成19年度 第7回 南日本放送番組審議会

1.開催日時:平成19年11月28日(水)
2.開催場所:MBC放送会館
3.議題

テレビ番組「どーんと鹿児島」
やねだん~人口300人、ボーナスが出る集落~
放送:11月22日(木)19:00~19:54 再放送:11月23日(金)24:40~25:34

番組の概要

鹿屋市の柳谷集落は、今年初めの人口が285人、65歳以上が4割という小さな集落だ。ユニークな地域興しの活動は農林水産省の『ムラと自然の再生賞』など次々と表彰も受け、全国に知られつつある。その「やねだん」の挑戦は、今年新しい段階を迎えた。高齢化で増える空き家を「迎賓館」と名づけて整備し、「やねだん」に住みたい人を全国公募したところ、県外から次々とアーティストが移住。県外などで暮らしていた「やねだん」出身の若い家族のUターンも続き、人口は6年ぶりに300人台を回復した。番組は「やねだん」の住民たちの奮闘ぶりを描いた。

主な意見は以下のとおり
  • 番組のテンポがよく、リズミカルな展開に引き込まれていく巧みな構成だった。
  • 文部省唱歌など、使われている音楽が非常によくあっていた。
  • 「やねだん」の一つ一つの取り組みは既に報道されているものだが、まとめてみると感動的で、改めて報道の定点観測の大切さを感じた。
  • いま、限界集落の問題が指摘されているが、この問題を突き詰めていくと、結局、行政がどう支援するのかという議論に終始してしまいがちだが、大きなヒントになっていた。
  • 長い年月をかけた取材の積み重ねを感じた。自治会の加入率が低くなっている問題があるが、いい環境やいい雰囲気を作ることが地域づくりの原点だと再認識した。
  • 地域の人たちの生き生きした様子がよく描かれており、行政に頼らず、自分たちでやっていこうとする力強さを感じた。
  • 地域おこしの新しいアイデアが湧いてきて、それが実現されていく具体的な姿が非常によく描かれていた。
  • 小さな集落に外部から入ってくると、地元の人との軋轢が生まれがちだが、そこを「やねだん」がどう包み込んでいくのか、今後も継続して取材を続けてほしい。
  • かつて地域おこしがブームになっていたときは、イベント型で進んでいたがが、「やねだん」は地域密着で、一人一人が輝いており、地域おこしの原点を感じた。

以上