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南日本放送 番組審議会

南日本放送番組審議会 概要

平成19年度 第10回 南日本放送番組審議会

1.開催日時:平成20年3月26日(水)
2.開催場所:MBC放送会館
3.議題

テレビ番組「ムーブ」
「生きる希望をください~HAM・ATLと闘う人々~」
放送:3月17日(月)25時15分~25時45分 再放送:3月31日(月)15時00分~15時30分

番組の概要

鹿児島や長崎で特に患者が多いHAMやATL(成人T細胞白血病)のことを理解してもらおうと奮闘している菅付加代子さん(50)は、輸血感染でHAMを患い、歩行はほとんどできず車椅子生活を送っている。年々症状は悪化する一方だが、HAM患者が集う全国組織「アトムの会」や「日本からHTLVウイルスをなくす会」を立ち上げたり、ATLやHAMに詳しい医師の講演会を開いたり、啓蒙する絵本を作ってきた。菅付さんを中心にこの病気と戦う人々を追った番組。

主な意見は以下のとおり
  • HAMやATLについて、自分があまりにも無知であることを申し訳なく思いながら視聴した。
  • 発症のメカニズムがよく分からない難病だけに、こうした番組を通じて国や行政の関心を高めるためことの大切さを感じた。
  • 患者の症状など、プライバシーに関わるデリケートな部分も描かれていたが、制作者との間に信頼関係がきちんと築かれていることを感じた。
  • 発症すると、どういう症状が出て、どこに相談に行けばいいのかなど、基本的な部分をもっと知りたかった。
  • 治療という観点だけでなく、感染防止の観点から、見ているひとに、感染を防ぐにはどうしたらいいのかといった投げかけがあってもよかったのではないか。
  • この病気について、知らない人も多いと思うので、繰り返し取り上げて周知度を高めてほしい。
  • なぜ九州にキャリアが多いのかといったことを、客観的なデータで紹介するともっと分かりやすかったのではないか。
  • 国の対応が後手に回っている現状では、鹿児島の行政が大きな役割を担うことになるだけに、その取組をもっと描いてほしかった。

以上